
「歯医者が嫌い」という方はいても「歯医者が好き」という方は、そういらっしゃらないでしょう。その理由は「注射が痛い」とか「ドリルの音を聞くと歯の痛みを思い出す」といった、痛みに対する恐怖心が、ほとんどなのではないでしょうか。
歯医者に来院される方は「痛いから」というケースがほとんどなのに、「痛いのがいや」だから歯医者に行くのをためらって、「もっと痛くなってしまう」…そんな悪循環を繰り返してしまうのでは、元も子もありません。
私たちは約束します。
治療中の痛みはありません。治療することで、今の痛みをなくします。さらに、次の痛みを引き起こさない治療をします。ですから安心して、治療をお任せいただきたいのです。
痛いのは誰でもいやですよね。
私も痛いのはいやなので、そのお気持ちはすごくよくわかります。
以前、体調が悪くて救急病院を受診したとき点滴をされたのですが、その針が腕に刺さるのを見てさらに具合が悪くなって倒れてしまったという経験があるほどです。担当した看護師さんには、非常に申し訳ないことをしたと思っていますが、苦手なものは仕方ありません。自分で見ることができないお口の中の治療の場合は、痛さへの恐怖に加えて、見えないという怖さもあるかもしれません。
お口の中の神経は、体の中でもっとも敏感なのです。体全体から見れば、お口の面積は非常に小さいものです。しかし脳では、約半分の面積が唇とお口の中に関するものなのです。
なぜでしょうか。それは、ヒトいう生命体として「何を口に入れるか、何を食べるのか」ということが生命にかかわってくるからです。味覚などの感覚が敏感になるのは当然のこと。ですから、痛みに対しても敏感なのです。
でも、私自身痛いのはいやですし、あなたを痛くすることもいやです。ですから、できるだけ痛くない、痛くしない治療法を実践しています。

歯医者での治療というと、すべて痛いものだと思っていませんか?
実は虫歯には痛くない段階があり、その段階の虫歯であれば治療も痛くありません。
そもそも痛みを感じるのは、歯の中の神経への刺激が原因です。初期の虫歯であれば、神経から離れているので少し響く感覚はありますが、ピリッとしたり、ズキンとしたりするような痛みはありません。
また、歯周病の治療で歯石をとる場合でも、歯ぐきの上にある歯石取りは痛くありません。口内炎の治療など、お薬を塗るだけの治療も痛みはありません。我慢できないくらい痛くなってからではなく、少し痛いくらいの時に来院していただければ、痛みを伴わない治療をすることができます。もちろん、体への負担も少なくてすみます。
痛いのが苦手な方にはできるだけ早めの治療をお勧めしますが、あいば歯科ではたとえ症状が進んでいても痛みを伴わない治療をしますので、ご安心ください。お口の中のちょっとした悩みやトラブルを感じたら、早めに治療することがお口の中の健康を保つことになるのです。

痛くない治療を行うために行なっていることは、大きく2つあります。
1つは、なるべく痛みを感じにくい環境をつくること、もう1つは、麻酔の使い方を工夫することです。
具体的にどのようなことを行なっているのか、順にご説明します。

「痛み」という感覚は、人によって感じ方が違います。さらに同じ人でも、状況によって変わることがある感覚なのです。
たとえば、スポーツなどで怪我をしたのに気づかず、あとから傷を見て急に痛くなったという経験はありませんか?ゲーム中にアクシデントがあったけれど、楽しかったり接戦だったりして集中していたので、あまり痛みを感じなかった。ところが後から青あざがあるのに気づいて、急に痛くなってしまった。それと同じことです。
一定の強さで同じ刺激を加えても、痛みを感じる人もいれば感じない人もいます。同じ人に同じ刺激を与えても、痛く感じるときもあれば感じないときもあります。それが「痛み」という感覚なのです。
これを、歯の治療に置き換えてみましょう。
あなたは今、とても歯が痛い。「こんなに痛い歯を治療されたら、もっと痛いんだろうな。いやだな〜」と考えていますよね。そんなときは、普段より痛みに敏感になっている状態なのです。
そんな気持ちのまま、他の人が治療をしているドリルの音を聞きながら待合室で待たされ、名前を呼ばれて治療のイスに座る。「いやだな」という気持ちや、痛みに対する不安は頂点に達しているはずです。
そこで白衣を着た歯医者さんに、いきなり「はい、お口開いてください、もっと大きくっ!」などといわれて乱暴にお口の中を触られたら、そんなに痛くなくてもすごく痛いと感じてしまうものです。
ですから当医院では、来院された方をいきなり治療イスに座らせて治療をすることはありません。
まずはカウンセリングルームで、お話を聞かせていただきます。スタッフとゆっくりと話して「あいば歯科では、乱暴に治療をしたり、強引に治療を進めたりすることはないんだ」とご安心いただくことで、リラックスしていただきます。必要以上に痛みを感じないように、過敏になっている神経を鎮めていただきたいからです。
それでも、「初めての来院で、緊張してしまって、どうしても治療を受ける気になれない」という方もおられます。そういう時は、その日は治療しないで、また後日来てもらうようにしています。希望があれば、痛み止めだけ処方することも可能です。
また、診察室には、その日に使う最低限の治療器具以外、歯医者さんぽい物は置いてありません。内装も、普通の家のような家具や壁紙を使用しています。スタッフの服装も白衣ではなく、カラフルなポロシャツにして、できるだけ、「歯医者さんに来た」という感じを受けないようにしています。

痛みを感じている部分を治療する場合、麻酔でその痛みを抑えてから治療をします。
「その麻酔が痛いんだよ」「あの、チクっていうのがいやなのよね」とおっしゃる方も多いと思います。
ご安心ください。当医院の痛がり屋の副院長、相場隆宏は医学部の麻酔科に勤務していました。その知識と経験をフルに活かして、麻酔をする場合でも「痛い」と感じることなく受けることができるようにしています。
麻酔のポイントは全部で5つあります。順番にご説明します。
- 麻酔のポイント① 麻酔の前にも麻酔する
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麻酔は針を刺されるときが、いちばん痛みを伴います。ですから、針を刺す前に麻酔をします。表面麻酔という塗る麻酔です。この麻酔をすることによって、粘膜の表面の層が麻痺して「刺される感覚」が和らぎます。
- 麻酔のポイント② 痛みの少ない細い針を使う
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刺されるときの痛みを少しでも緩和するために、注射針にもこだわっています。注射針は、細ければ細いほど痛みが少なくなります。そこで麻酔に使用する針は、現在市販されている中でもっとも細い33Gというサイズのものを使用しています。
- 麻酔のポイント③ 痛みを感じない速度で麻酔を注入する
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針を刺した後には麻酔液を注入するわけですが、ここでも細心の注意が必要です。急激に液を注入すると、その圧力で痛みを感じます。麻酔液の注入はできる限りゆっくりと、が基本です。ところが治療を急ぐあまり、注射をぎゅーっと押して急激に注入する歯医者さんが多いのです。
そこで当医院では、できる限りゆっくりと麻酔液を注入するために、専用の微量注入器を使用しています。機械でコントロールされた最小のスピードで、一定の速度を保って注入されるので、痛くないのです。
- 麻酔のポイント④ 麻酔が十分に効くまでしっかり待つ
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針を刺して麻酔液を注入しても、すぐに麻酔が効くわけではありません。歯の神経まで麻酔液が浸透するには、しばらく時間がかかります。麻酔をしてすぐ治療を始めると、痛みを感じる場合があります。適切な待ち時間をとること、これは痛くない治療のためには、非常に大切なことです。
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たとえば先生が忙しすぎて、次から次へと患者さんを治療しなければいけないような体制をとっている歯科医院では、麻酔がきちんと効く前に治療を行ってしまうケースがよくあります。それではせっかく麻酔をした意味がありません。
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当医院では複数の歯科医が、余裕を持ったスケジュールで治療に当たっています。ですから、麻酔液が浸透してきちんと効いてくるまで、適切な待ち時間をとることができます。また、治療ブースはすべて完全個室なので、待っている時間に他の患者さんに見られて気まずい思いをすることもありません。麻酔がきちんと効くまで、リラックスしてお待ちいただくことができます。
- 麻酔のポイント⑤ 万が一、麻酔が効かなかったら無理に治療を進めない
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めったにないことですが、麻酔が効かないことがあります。本当にごくまれなケースですが、患者さんにとってはこれほどつらいことはありません。それなのに多くの歯医者さんは、「そんなはずはない」と半ば強引に治療を進めてしまうのです。
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当医院ではそんなことはしません。そのような場合は無理に治療をせず、次善の策として痛くない範囲での治療にとどめます。場合によっては痛み止めなどのお薬を処方して、治療を少し先に延ばすときもあります。
ほとんどの場合、次回の治療のときに再度麻酔からチャレンジすれば、きちんと麻酔が効いて痛くない治療をすることができます。
- 麻酔のポイント⑥ 麻酔が切れた後も、痛くならないコツ
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「治療中は麻酔が効いていたから痛くなかったけど、切れたら痛いんだろうな」 そんな不安をもっている方もいらっしゃるでしょう。
小さい虫歯の治療の場合には、麻酔が切れても痛くなることはほとんどありません。しかし、歯を抜いた場合や、外科的な処置をした場合には、麻酔が切れると痛みが出るときがあります。
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そんなときのために、だいたいの歯医者さんでは痛み止めの薬を処方しています。ただし、「痛くなったら飲んでください」と言っているはずです。
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実は、痛み止めの薬は痛くなってから飲んでも遅いのです。
日本人は我慢強いとよくいわれます。ですから、ちょっとくらいの痛みは我慢して、「もう少し痛くなったら薬を飲もう」「我慢できなくなったら薬を飲もう」という方が多いと思うのですが、そうなると痛み止めの薬が効かなくなってしまうのです。痛み止めの薬は、「痛くなりそうだな」くらいのときに飲むのが、いちばん効くのです。
ですから「麻酔が切れてきたな」「痛くなりそうだな」と感じたら、飲むのがいちばんいいのです。「食事をしていないから」「さっき薬を飲んでから、まだそんなに時間がたっていないから」ということを気にする方もいますが、それは不要です。薬による身体への負担を考えていらっしゃるのかもしれませんが、歯の治療で痛み止めが必要なのは、長くてもせいぜい2〜3日です。そのくらいの期間であれば、胃腸などに負担がかかることはほとんどありません。
「痛くなりそうだな」と思ったら、早めに痛み止めを飲む。これが麻酔が切れたときの痛みへの、最大のコツです。
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当医院では、薬をお渡しする時に、薬を飲むタイミングについても詳しくご説明しています。もし家に帰ってから薬を飲んだらいいか迷ってしまった時は、診療時間内でしたらお電話でご説明することも可能です。

痛いのが苦手な方は、口の中に異変を感じたら、とにかく早く来院されることをお勧めします。
もし、虫歯や、歯周病になっていたとしても、初期段階であれば治療は痛くありません。
口内炎の治療など、お薬を塗るだけの治療も痛みはありません。
我慢できないくらい痛くなってからではなく、少し痛いくらいの時に来院していただければ、痛みを伴わない治療をすることができます。もちろん、体への負担も少なくて済みます。
お口の中のちょっとした悩みやトラブルを感じたら、早めに治療することがお口の中の健康を保つことになるのです。
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